_ 鳥が海面に向かって降りてゆく
着水したことを視認する前に
鳥は白い点になり
消える
次から次へと
白い点となって消える
今立っている断崖が
思ったよりずっと高いことに気付く
次から次へと気付く
.
ほとほとと鳥に
着水される海にとって
語り得ぬ私の視野が
鳥と岸によって示される
海面に鳥が訪れる直前までの不可視の軌跡と
海が身をなぶっている岸の角度から想定される海面上の断崖が
海に私を示す
.
いま言葉が私に次々と着水し
私の限界の外からの慣性と
翼のたたまれるしぐさにて
私を揺らす
.
(風は平素は海面にべったりとよりそう気界の面であるが着水する言葉のひとつひとつが、通ることのできる風の道の見えない軌跡を告げ知らせる)
.
往来の切片がみずから配列し
やがて式を組む
一編の詩が書き上がる
.
書き留められる前には
どこかを飛んでいたのだ
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