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雪雪/醒めてみれば空耳

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2005-12-14 なんにも書くことがないことについて

_ なんにも書くことがないときも

なんにも書くことがないと

書くことができる

.

死んだあと

生きてないとは書けない

.

存在しないとき

居ないとは書けない

.

光も時間を追い越すことはできないので

光の構造である私たちは

時間とぴったり並走している

あらゆるコースで

あらゆる位置で

.

なんにも書くことがないときも

書かれ続けている私を

書いているものが

「なんにも書くことがない」と

つぶやくときが

光速で接近している

あらゆるコースから

あらゆる位置へ

.

何十光年かを

航行してきたけれど

あと何光年航行できるのかはわからない

四十光年かもしれないし

2センチかもしれない