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雪雪/醒めてみれば空耳

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2003-06-02 彼方の彼方がここではなかったときの心得

_ 頭が悪くなったから頭が悪いということについて考える。

ところが頭が悪いからよい考えが浮かびません。

頭が悪いときにこそ、頭の良さが必要なのに。誰かに、頭の良さをどくっどくっと注いでもらいたいよ。愛が足りない人に、どくっどくって愛を注ぐときみたいに。

_ なにを考えているのかわからない色黒の「問題」が、心の囲炉裏端にどっしり居坐って、うつらうつらしている。

このことがなにに似ているのかわからない。いつでも、たとえ話でつらいこともしゅるしゅるっとかわしていけたのに、このつらさのどこに抜け道があるのかわからない。

こんなこと、大した問題じゃなくて、ちょっとした発想の転換で抜け出せる。それだけがはっきりとわかる。必要なことがなにかわかっていて、それを与えてくれるのは自分だとわかっていて、今の自分には無理だとわかっていて。

_ もう少しでプラトーを踏破して、なにか見たこともないものが見えるところだった。そうすればいろいろなことが解決するはずだった。

今も、遠いところにいるから、いずれそれを見るだろう。そしてぼくはとても驚く。なにかを知る。それでいてぼくは、そこで得たものをどう使ってよいのか、見当もつかないだろう。

(無毛の生き物の星で床屋の娘に生まれる、みたいな)

_ と、いうような状況はとても新鮮で、ぼくは今、ぜんぜんちがう意味の、見たこともないものを見ている。

好奇心が渇いているけど、水がない。新鮮な謎があって、この謎を探るための知覚を持ってない。なにを知りたいか、きっちり知っていて、問いが思い浮かばない。それでもなぜだか、ぼくはあきらめないでいる。

なにか、いままで解いたことのない解き方が、あるのかもしれない。

あるいは、すでに解けていても、それを知るすべがまだ見つかってない謎かもしれない。

もしかすると、知らないうちに自分自身を解き続けている謎かもしれない。

しかし、わくわくしないなあ。

ふっと、よろめいて、悟りなど開いてしまわぬよう足許に気をつけて。

意外にきわどいよ。

道幅がないし。

ぎしぎしいってる。