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雪雪/醒めてみれば空耳

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2003-01-30 鍵穴のない宝箱の鍵

_ この世にはけっして開けることのできない宝箱がある。宝を手にするためには、宝箱のなかに生まれるしかない。そんな宝箱。

けれど宝箱のなかでは、宝は宝ではない。

_ 宝箱のなかに生をうけたものはきっと、宝箱を開けずに、宝を外に移す方法を模索するだろう。宝箱にいながらにして宝箱を出てゆく道を探し求めるだろう。

_ そのような試みの一端が、言語である。