多くのドアが開いている。充分な数にはひとつ足りないドアが。
片腕のない風だけが、吹き込んでくる。
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きついキスマークの裏側を通り過ぎる血球たちが振り返ってゆく。墓場を見る表情で。
ちがう話をしたい。たとえば、山の話をするときに姉の話を。そして姉に登り、右の鎖骨の裏に沿って歩いているときに姉の悲嘆を、急変する天候の徴しとして察知する。
複眼でしか見られたことのない、花をはじめて肉眼で見る。
森を数える数詞が広く公募され、三十代の、まだおさない屋久杉の案が当選する。
降り止もうとしない雨が降り止もうとすればいつでも、降り止めると思いながら降り止まずにいる。
降り飽きてうつらうつら、していたかと思うとはっとして顔を上げる拍子に弱まった雨脚が、たたらを踏んでよろめき、雨は、雨雲ごと倒れてゆく。
あぁ、三十代の、まだおさない屋久杉が応募した「森を数える数詞」とは、どんな……??<br>「一ざわめき、二ざわめき…」あるいは「さざめき」?<br>まだおさない屋久杉ですものね、「一そよぎ、二そよぎ…」かなぁ。<br>このように、あれこれと想像するのは愉しいけれど、「当選したその案」を公表されては困る。<br>「叙景集」であるからには、それでなくてはいけませんが、それを「書いた」(それが舞い降りた?)瞬間に、雪雪さんの脳裡に何某かの「数詞」が浮かんだのなら、それを知りたい。<br>そう願いつつお願いします、そういうものがあったとして、絶対に誰にも教えないでくださいね、無論のこと、私にも。
どれほどまでにあまやかに誘われても、雪雪さんがとどまっていてくださいますように。<br>雪雪さんの紡ぐ言葉がすきです。<br>飄々としていても寂寞としていても、どこかあたたかくて。<br>きっと広がっている風景に、迷い込んだような気がしてしまいます。<br>上手にことばにできなくて申し訳ございません。<br>乱文失礼致しました。
☆おさとウサギさんへ<br>大丈夫。教えません。だいいち書き留めた人の考えが、作品内の事実とは限りませんから。
☆アリスさんへ<br>どこまで行っても、ぼくは戻ってきます。到達点ではなく、帰路こそが冒険なのです。得ることよりも、得たものを持ち帰ることが、ずっと難しいのです。<br>.<br>帰路を勘定に入れなければ二倍遠くに行ける。昔はそう考えていました。<br>二階堂奥歯に出会うまでは。
ありがとうございます。そのことばを、信じています。<br><br>なんとなく、『はてしない物語』を思い出しました。<br>戻ってこなかった、多くの「勇者」を。<br>それから戻ってきた「彼ら」を。<br><br>どこまで書いていいのかわからないけれど。<br>二階堂奥歯さまに出逢うことで、どれほど世界がかわったのだろうと、想像します。視界が? 見え方が? 主体が?<br>そして、それはどんなふうに?<br>けれど、くやしいけれど想像はとても及ばないのでした。<br>怖れを凌駕して、その甘美さに眩暈さえ覚えるような。<br>おそらくは「知る」ことと同じように?<br><br>不躾なことを書いてしまって、もうしわけございません。<br>わかっています。わかっているけれど尋ねてみたかったのです。<br>ご不快でしたら、お手数ですが削除ください。
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どれほどまでにあまやかに誘われても、雪雪さんがとどまっていてくださいますように。<br>雪雪さんの紡ぐ言葉がすきです。<br>飄々としていても寂寞としていても、どこかあたたかくて。<br>きっと広がっている風景に、迷い込んだような気がしてしまいます。<br>上手にことばにできなくて申し訳ございません。<br>乱文失礼致しました。
☆おさとウサギさんへ<br>大丈夫。教えません。だいいち書き留めた人の考えが、作品内の事実とは限りませんから。
☆アリスさんへ<br>どこまで行っても、ぼくは戻ってきます。到達点ではなく、帰路こそが冒険なのです。得ることよりも、得たものを持ち帰ることが、ずっと難しいのです。<br>.<br>帰路を勘定に入れなければ二倍遠くに行ける。昔はそう考えていました。<br>二階堂奥歯に出会うまでは。
ありがとうございます。そのことばを、信じています。<br><br>なんとなく、『はてしない物語』を思い出しました。<br>戻ってこなかった、多くの「勇者」を。<br>それから戻ってきた「彼ら」を。<br><br>どこまで書いていいのかわからないけれど。<br>二階堂奥歯さまに出逢うことで、どれほど世界がかわったのだろうと、想像します。視界が? 見え方が? 主体が?<br>そして、それはどんなふうに?<br>けれど、くやしいけれど想像はとても及ばないのでした。<br>怖れを凌駕して、その甘美さに眩暈さえ覚えるような。<br>おそらくは「知る」ことと同じように?<br><br>不躾なことを書いてしまって、もうしわけございません。<br>わかっています。わかっているけれど尋ねてみたかったのです。<br>ご不快でしたら、お手数ですが削除ください。
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