_ 携帯からでは、書くことのできない文章がある。慣れないせいばかりではない。
言葉が、その話をするためには使われたくないと言う。文字になるまいとして頑なになる。
いつも使っているよく馴染んだ言葉ではないこの言葉は、いつきたのか。むかし、人に初めて言葉がきたときにも、言葉はこんな態度だったのか。
言葉が自身で話し始めるときには、言葉にも言葉がくる。言葉を言葉は、まだ片言でしか使えないでいる。
マニュアルを使いこなすためのマニュアル。そんな喩えを思い付くけれど、マニュアルを使いこなすためのマニュアルを使いこなすためのマニュアルを使いこなすためのマニュアルを使いこなすためのマニュアル、という要領でマニュアルの川を遡っていけばやがて、そもそも漕ぎ出したところのマニュアルが上流から流れてきて「はじめまして、ぼくマニュアルといいます」と、何食わぬ顔で挨拶をする。
マニュアルは次のマニュアルを親切顔で読み聞かせてくれるが、そのマニュアルの中ではマニュアルがマニュアルにマニュアルを読み聞かせている。
「わかったかいマニュアル?」マニュアルはぼくにそう尋ねる。
神の子の名をイマヌエルという偶然に、唐突に思い至ります。<br><br>こちらでははじめまして。いつもお世話になっております。いきなりこんな反応で恐縮です。
☆はやかつさん、いらっしゃいませ!<br>ああ、1ヶ月も経ってしまっていますね。なんということだ。あちらでもそちらでもこちらでも大変ご無沙汰しております。<br>トーナメントの選評もタイトル競作「冷気」もお休みしてしまいました。<br>また人里に戻って参りましたら、なにくれとお付き合いいただけますよう宜しくお願いします。