_ マーティン・セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』を読んでいると、行動主義心理学がめっちゃかたき役で、最近読んだテンプル・グランディン『動物感覚』でもピアジェがまるで憎まれ役だったので、冷戦時代のエスピオナージュに登場するソ連みたいだな行動主義、と思った。
だからなにというのではないが、無意識のあちこちでは表層で私が考えることを参考にしたり横目で眺める程度にしたりしながらいろいろと別のことや似たようなことを考えている。表層では茫漠と考えがさまよっているときも無意識ではどこかに到達していたりして、表層にまでなにかが終わったな、という印象が届いてくることがある。今日も行動主義に関連するインプレッションが微増したことがきっかけになったのか、どこか私の眼の届かないところで視界が晴れたようだ。なにが決着したのかはわからない。おいおい表層意識がその辺を通りかかったとき、景色が変わっていることに気付くのだと思うが、今は見当がつかない。表層としては、いわれもないのになんだかすっきりして、すがすがしい気分が落ち着かない。
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予報では今日は晴れるはずだったのに鼠色の雲が垂れ込めて、もぞもぞした薄陽が時折り射してはくるものの、風がそよとも吹かず洗濯物が乾かない。うじうじするに絶好の日和だというのに、無意識が勝手に阻止する。いい気分が変な気分です。
The night of the fight, you may feel a slight sting. That's pride f*cking with you. F*ck pride. Pride only hurts, it never helps.<br>5da69d45cf525294069689eec449672f