_ 言葉では言いようのないことが いつしか言えるようになる
そのことはうれしい
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けれど言えることの量より 言いようのないことの量が はやく増える
そのことには茫然とする
くらくらしてくる
その遠大さに絶望感をおぼえる
でも、そうだろうか?
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まだまだ言いようのないことが
まだ言えないことを
言えるようにする
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いつもそうだ
どこでもそうだった
どこまで行こうともそうなのだろう
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いつもちがう場所である、いまいる場所を目差して
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すでに
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とどまりながら
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さらに
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ながれつづけること
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あるいは