墨のような海から、とぱん、とぱん、とぱんと花火が上がる。そのあかるみに、数艘並んだ小舟が浮かび上がる。花火はもよもよと重たく、ゆっくり広がりゆっくり消える。闇に滲むようにかすれて、流れない煙のようにしばし中空に留まる。
こういう祭りにときどきくる。ふとした拍子にくる。
出店に交接の姿勢の、けだもののおもちゃがあり、空気圧で腰を動かす。長く見本を務めてきたせいで、手垢と埃でぜんたいにすすけて見える。出入りするペニスだけ、瑞々しく光沢を保っている。
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くるはずの風景がこない。風景に刷かれるはずの青がたたらを踏んで知覚野に雪崩れ込んでくる溢れる。雲よりも前にある空の印象。速度のある濡れた青のにおいが眼の奥で涙に染みる。右の肩口からよじれるように羽根が、羽ばたく回数のぶん折り重なって飛び立ってゆく。まるで日々の、晴れた日の、青い冬の、立ち昇る冬の階段。ほつれゆく陰翳のある周回する白い虹。霜の重みに耐えかねて崩折れる固体の稲妻。
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過去をそなえていまさっき生まれた。戦いはなかったことになった。瓦礫と死骸を片付けてしまえば、日付けは変わり、日付けが変わるさだめも変わる。すべての時計が軋んでいる。見知らぬ時間を拒んで。
凝固するより早く流出する血液のように、時間が、その肉体だった世界から流出してゆく。
血のにおいは、血である。拡散しているだけで。
時間のにおいもまた時間であり、今までにおいだけを時間そのものだと思っていた私たちを、溢れる時間が濡らす。漂っていたものを流れだと思っていた私たちは、ひたすら流れ去るものと思っていた時間とともに流れる。
灯台のように遠景を通り過ぎるのは誰の指か。関節があり屈曲を予想させるがゆえ塔のように見える点。
いまや離れて眺めることのできる現在の、それが輪郭だとすれば輪郭の定義を変えなけらばならないただちに。
遠ざかりつつあるのに離れてはいかない「ただち」にて。
_815<br>その「けだもののおもちゃ」には、毛が生えているのでしょうか?<br>「空気圧」だから無毛(あるいは書き割り)かな?<br>けだものだから四つ足の後背位?<br>それとも人間こそがけだものか?<br>?ばかりで申し訳ありません。<br><br>_816<br>私は、「雪解けの瞬間の音」を録音しようとして、すでに溶けて流れる水音を必死の形相で録ろうとしていた人を、見ました。<br>「徒労」という言葉が瞬間に浮かんだので、それはなかったことにしました。<br>「録ろうとして徒労」では、あまりにも下げが見え透いていて、自分でも好まなかったからです。<br><br>_816 <br>「文字」という意味とは何なんだろう?<br>象形文字であるとして、それが象形(承継)しているものは何??<br>「しょうけい」と「けいしょう」……。<br>申し訳ありません。<br>駄洒落ではありません。<br>今の私の中には「?」でしか表現できないものが多すぎるのです。<br>ひっくり返せば「空耳」がなければ、私はこれらの「文字」さえ綴ることさえできなかった……。<br><br>雪雪さんと同じだけ、そして同じ意味で「応」と感謝を捧げます。<br><br>私にも、意識に上る限り、ふたつの「止まった時計」があります。<br>穏やかに然るべくしてとまった(おそらく)一つの時計……(これはもう、生き返って「時」を刻まなくてもいい、だkら電池を入れ替えようなんて思ってもいない。<br>もうひとつは……。<br>今この時も、私の傍らで時を刻み続けねばならない(少なくとも私はそう思っていた)、時計。<br>完全に停止して、しかも私自身がそれを甦らせようと思うことのできぬ、「時計」。<br>もしかしたら、私にとってはこれ(後者)のほうが、「形式的な誰にでもわかる時計」なのかもしれません。<br>そうであれば(それがわかっているなら)尚のこと、この時計を動かす、できなければ動いて進んでいるように見せかけ、振る舞う。<br>これが私の「ここであるべき姿」、唯一できることではなかろうか、と思い至った熱帯夜の明け方です。<br><br>雪雪さんからの「応」は、間違いなく受け取りました。<br>ウサギ
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