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まっくらな星空

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2006-07-22 息子

息子はやはりしょっちゅう、こちらからすると奇妙に感じられることを言う。
口が回らないこともまだよくあるし、次の言葉が出てこなくて同じフレーズを5回くらい繰り返したりする。「さっきお外がね、さっきお外がね、さっきお外がね、さっきお外がね、さっきお外がね、朝だったのにもう夜だよ」とか。
ちなみに彼の「朝」とは陽の沈んでいない状態のことをいっている。 休みの日に家を出て「今日も朝だね!」というのは、今日も朝に家を出たね、ということではない。

ある日、自転車に二人乗りしているところで「むっくんこのまち好きだよ。」
といった。(「むっくん」とは息子の仮名です)
たしかに少し家とは離れているところを走ってはいたが、同じ街である。街という言葉もはじめてきいたので驚いた。その後も何回か同じことを、自転車に乗って別の場所を走っているときに、口にしていた。道、のことだろうか。「このまち暑いよ」ともいった。

昨日、近所にある寺で盆踊りがあり、その太鼓の音が、家の中に入っても、寺とは反対側にある窓から聞こえてきた。すると息子は聞こえる!と驚き、
「まちがつながってるからだよ」
といった。
道という言葉も知っているようなので、あとで、道とまちはどう違うのかと聞いてみた。
「まちはお山。みちは遠く。」
だそうだ。そのあと、
「遠いと疲れるよ」
といった。そうですか。
「遠くには何があるの?」と聞くので、「うーん、海!」と答えると、さっぱりピンとこない様子で、
「遠くにはね、お店があって…」とかなんとかいい、
「遠くは疲れるからむっくんねいやだよ」
といった。

疲れるから嫌だとか、怖いから嫌だとか、けっこう言うのである。子どもらしさとは幻想なのか、内向的な息子ならではなのか、未知への冒険心というものがない。
東京タワーの写真などを見ると嬉しいようなのに、行く?と聞くと、高くて怖いからいやだよと言う。これは観覧車や飛行機でも同様。飛行機の場合は「うるさい」というのも乗りたくない理由に加わる。

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2006-07-30 対決

ひさしぶりに晴れた。朝、家を出るとすぐ、息子は「むっくん暑いのとまぶしい のといやだよ」と力なくいった。冷房が効いているわけでもない室内からさして 湿度が高いわけでもない外に出たとたんに。
ここのところずっと雨模様の朝だったんだぞ。うれしくないのか、と脱力すると 同時に、感心もする。

その息子に昨晩じゃまをされて途中で断念し、今朝出かける前につづきを読み終 えた、『デスノート』最終巻。
前の巻の後半から、ストーリーがその一点へ向かっていた、二人の直接対決が描 かれている。どんなものなのだろうと楽しみだった。
相手がどう出るのかを知っていてかつ自分も相手に知られていることを互いに解 かっている。だから約束の日までの対話は、表向きは警戒しているようであって も実は確認作業であって、ほんとうの対立はなかった。ある段階まで互いに解か りあっていて、さらに二人ともが、自分が相手を上回っていることをほとんど確 信していた。
「自分の計画は相手に知られているが、それに対して相手がどう出るかを見抜い た上でその上をいく」というということを、二人ともが計画していた。 これは魅力的だった。それが、いざ読んでみて、対決の内容に疑問が湧いてしまった。最終的には予想以上に、その疑念は晴らされたのだが。(以下ネタバレ)

ライト側は問題ない。
自分が魅上にノートに名前を書かせること(A)を読んでいるニアはノートの一部ページをすり替えてくる(B)に違いない。そこで自分はニアに偽のノートをすり替えるようしむけ、当日、魅上に本物のノートを使わせる(C)。
しかし、ニア側はどうだ。
もしニアが、彼自身がいうようにメロの行動まではノートが偽である可能性を考えていなかったとするなら、そのときの彼の余裕ある態度はおかしい。
ニアが相手を上回ると考えた手はページの差し替え(C')であり、それはライトが当日魅上にノートを書かせる(B')に違いないと考えたから、ということになる。このB'が問題である。
ライトのBは、見抜かれていることを相手が気づいていない(とライトが思い込んでいるし、上の仮定でいけば事実ニアは気づいていないはずの)計画である。対してB'は、見抜かれていることをライトは知っているし、ニアも見抜いていることを隠していないように見える、そういう計画である。
このような、互いの共通認識であるB'の裏をかくだけのC'をもってニアは、一人でほくそ笑むことはできても、ライトの余裕の態度を目の当りにするならば不安になるはずではないか。

だからこそニアは、松田が後に低い可能性として口にするように、はじめからノートが偽物であることを疑っていたはずなのである。つまりニアのBはライトがノートを偽物にすり替えているということであり、ページの差し替えはAに相当する。もちろん、当日魅上が使うノートまでも差し替える、という手がCになる。
こうして、ニアの、メロによる単独行動以前の余裕の態度は、安心できる切札をまだ手にしていないどころか、それがどのような切札なのかはわからないが手にするに違いないという実体のない自信のみに支えられた、態度だということがわかる。
さすがニア&メロ。

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