中学のころ、誰でも自分がいちばん辛くって、いつでも今がいちばんしんどいのだなあ、というようなことを考えた。これは遅い。比較の問題ではなく、遅すぎると思う。
ものごころついたときの自分に、もっともっと、自分という存在とそのものの見方の局所性を深く知り、それを認識の基本として埋め込んでほしかった。他人の心の存在、過去と未来にわたって心が継続することをはじめて知ったはずのそのときに。
その後、感情ばかりではなくものごとの把握の仕方も人それぞれで、時間を通してまったく可変であることを、つまり解釈の相対性を実感し、実感しつづけている。いい年していまだに。
さいきん思いこみの強い傾向のせいで痛い目にあった。現実の失敗は取り返しがつくものだったが、ひとり自分の思い違いを恥じ、思い込んだことを悔やんでいる。
洞察力は好調なときと不調なときがある。間違って思い込んだことを恥じてはいるが、それはもうどうでもいい。ただ、どうして自分はこんなに思い込みたいのだろうと、呆れるのである。
自分は基本的に、認識によって世界を完全に把握したいのではないか、と思う。
わからないままにしておけばいい。わからないものなのだから。
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以下は覚え書き。それぞれ似ているもの同士があるし、互いに排他的ではない。
<判断基準>
正しいか間違ってるか・善いか悪いか・楽しいか楽しくないか・有益が無益か・役に立つかたたないか・おもしろいかおもしろくないか・ほんとうか嘘か
<方法>
演繹・帰納・分析・分類(いましてること)・鑑賞
<対象>
言葉そのもの
言葉に関わるもの=人間が関わるもの
言葉を含まないもの
視覚的で動かないもの
視覚的で動的なもの
聴覚的なもの
触覚や嗅覚や味覚
人間そのもの
人工物
自然のもの
<世界を書物に喩えると>
楽しんで書物を読む
批評的に読む(他との同異関係の中で読む)
読んですぐ忘れる
まとめて解説できるように読む
Before...
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