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2005年01月17日
Subversion
バージョン管理システムをインストールしてみた。
バージョン管理システムというのは、ファイル変更の履歴を管理してくれるソフトウェアのこと。システム開発に縁のない人にはあまり知られていないと思うけど。
たとえばExcelファイルの修正途中にコピーをとってファイル名に日付をつけておく、なんてことが仕事でよくある。バージョン管理システムにファイルを登録しておけば、そういった変更日時とその時々のファイルの状態をまとめて管理してくれる。また、プログラム開発を前提に作られてきたので、多人数での使用を想定していて、誰が変更したか、変更点に矛盾はないか、なども併せて管理する。
何月何日に誰が変更をして、(テキストファイルの場合なら)現在のファイル内容とはどこが違うかまで、分かるようになっている。もちろん過去のどこかの状態に戻すことも簡単。
バージョン管理システムの中で一番普及していて、開発の現場でよく使われてるのはCVSというソフトだけど、その後継版にあたるSubversionを選んだ。これは、テキストでないファイルも簡単に登録できたり、ディレクトリごと管理できたりと、CVSの弱い部分を強化している。
環境はWinXPHome(SP2)。Subversionはコマンドラインからしか使えないので、グラフィカルに操作するには別のソフトが必要になる。つまりSubversionを起動しておいて、別のソフト経由で操作する。クライアントソフトにTortoiseSVNをインストールした。
Windowsでも簡単に動かせるのはうれしい。TortoiseSVNをインストールすると、Windowsのエクスプローラーのなかで履歴管理ができるようになるのだ。このページを参考にさせてもらった。
開発以外の用途にも使えると思う。オフィス向けはもちろん、何人かで小説書いたり、論文書いたりとか。もちろん一人でファイルの履歴を管理してもいいし。もっと分かりやすくパッケージングすれば、ライトPCユーザにも広まるかもしれないのになぁ。
WebサーバソフトApache(ただしApache2限定)がインストールしてあれば、Webページで履歴を表示することなんかもできる。
これについては、このページが参考になった。
投稿者 mit : 2005年01月17日 00:54