水が曲がるところ 「屈折」という男の子。 うたう稲穂の眼、 水が曲がるところ 行き交うひこうき 花やかに花やかに (しかし陰鬱に) 「ずっと が曲がるところ 夕がたの夜のとちゅうまで 細い路をそぞろ歩く わすれなぐさ おやすみ あの少年の歩幅で