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2005年08月14日
夏休み
短い夏休みのあいだ、息子とじっくり付き合うことができた。妻は普段どおり仕事があって、三日ほどは大半ぼくが息子の面倒を見ていた。
妻の実家まで一時間半くらい、二人で電車に乗っているあいだ、車内が混み合っているときは二人で小さくなって黙っていたけれど、空いてくると席を大きくとって、息子はぼくの背中のあたりでうろちょろしながら、通り過ぎる電車の名前を言ったり駅名をぼくに言わせたりして遊んでいた。何日か前から少し鼻風邪ぎみだったのが気になっていたが、元気なので良かった。
妻の両親は、孫を可愛がってはいるのだけれど愛情をあまり露骨に表には出さなくて、息子のほうもそれほどなついているという感じはない。ただ、普段乗れない自動車に乗せてもらえることは喜んでいるよう。
苦手なのは妻の妹。いつも仲良くしようと話しかけてくれるのだけど、息子は恥じらって逃げてしまう。もっと小さいころは、顔を見ると泣き出していた。遊んであげたいのに泣かれる彼女は気の毒で、ちょっと笑ってしまう。
他にこの家にはマルチーズが一匹いるが、息子はほとんど関心がない様子だ。犬のほうでもこのときたまの来客は立場が自分によく似ていて、あまり快く感じていないかもしれない。
ストレッチ用の大きな赤いゴムボールで遊んだ。食事の時は枝豆が気に入っていた。そういえば子供が好きな野菜一位が枝豆なのだとどこかで見た。
二人で風呂に入り、歯を磨いて、早めの時間に床につくことができた。
夜、ぼくだけで寝かしつけたのは初めてだった。灯りを完全に消そうとしたら嫌がったので、つけたまま寝た。
息子は人の家で気をつけているのか、パンツを汚す前に「おしっこ」「うんち」とちゃんと言ってくれる。
恥ずかしがりやで、あいさつがちゃんとできなくて、妙に気をつかうところのある、いつもの息子なのだった。