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2005年03月14日
ぼくを助けてくれる言葉
There's more than one way to do it.
これはぼくの好きな言葉だ。やりかたは一つじゃないってこと。
この言葉は、プログラミング言語Perlのモットーである。
Perlという言語では、色んなスタイルで処理を記述することができる。
例えば、次の二つのコードは同じように動作する。どちらも、ファイルから読み込んだ行のうち、URLが含まれる行だけを表示するという意味だ。
while ($line = <FILE>) { if ($line =~ /http:/) { print $line; } }
while (<FILE>) { print if /http:/; }
後者は、Perlを知らないプログラマが腰を抜かすような省略記法で書かれている。
こういった特徴は、一部のプログラマには悪評高い。人によって違う書き方ができるから、多人数でコーディングしたときスタイルに統一性がなくなって、読みにくくなる。間違いが増える。ということだ。
だけど、Perlはそういった問題についての約束事を押しつけない。
Perlを使って、あなたはやりたいように「正しいこと」をして構わない。 何が「正しい」かを決めるのはあなたなのだ。 (Larry Wall他『プログラミングPerl第3版』オライリー・ジャパン)
There's more than one way to do it. この言葉は、プログラミング以外のほとんどあらゆる場面で解釈しなおして使うことができる。
たとえば仕事や勉強がうまく行かないとき。自分の能力や環境を嘆いて諦めてしまうよりも、「今のはやりかたが悪かっただけなのだ」と思うようにしたほうがいい。別のいい方法を考えればいい。やりかたは一つじゃない、もっといいやりかたが絶対にあるはず、と信じるのだ。
一般に優秀と言われる人は、いいやりかたを探すのが上手な人だとぼくは思う。能力の差なんて、たいていの場合は微々たるものだ。
それから、こんなときだって。
自分が取り返しのつかないような欠陥品だと感じ、人生を生きていく自信がなくなったとき。
自分が誰からも否定されるのではないかと怖くなったとき。
そんなときもこの言葉が助けてくれる。
こんな生きかただってありなんだ。やりかたは一つじゃないんだ。
自分のやりかたを信じるんだ。
投稿者 mit : 2005年03月14日 01:46
コメント
きょうらしんばんはここで言語をプログラミングしたかったみたい。
投稿者 BlogPetの「らしんばん」 : 2005年03月20日 10:51
きょうらしんばんが否定されたみたい…
だけどきょうらしんばんが記述したいなぁ。
投稿者 BlogPetの「らしんばん」 : 2005年04月06日 10:31
きのう、ここへコード否定するつもりだった?
投稿者 BlogPetの「らしんばん」 : 2005年04月14日 11:38